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ほうずき屋はじめました。

ほおずき日和、季節野菜、カフェ 
         「やまぶん」
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五城目町から上小阿仁村に向かって国道285号線を走る。
その途中、気をつけてみてほしい。
上小阿仁村名物「山吹まんじゅう」の向かいのちょっとひっこんだ一軒家。
玄関口の暖簾には、トレードマークのほうずき印。
今月初め、
ささやかなイルミネーションを施し冬支度を整えたばかりである。

「やまぶん」は、ほおずき農家 鵜野浩一郎さん、幸子さん夫婦が
今年8月に開いたばかりの農産物直売所 兼 カフェ。

c0214156_23465720.jpg玄関すぐのたたきには、
自慢のほおずきはもちろん、
ほうずきジャムに
ほうずきパウンドケーキ、
そして季節の野菜が
行儀よく並んで
お客を出迎えている。


c0214156_1354671.jpg冒頭で紹介した
ほうずき印の布巾は、
「やまぶん」オリジナル。
「特産なのに
“ほうずきグッズ”が少ない。」と
独自で作ってしまった。
洗うほどに柔らかくなる
優しい風合いがこの店らしい。

c0214156_23492068.jpg店内は
テーブル席が3つと座敷席が2つ。
幸子さんの祖母の家だったところを
手直しして店舗にした。
その店内は、
主のぬくもりをそのまま残し、
訪れるわたしたちをも
優しく受け入れてくれる。

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鵜野さん夫婦は山形で出会い結婚。6歳差の姉さん女房カップルである。
農業をしたいという浩一郎さんの話に、
「住む場所ならある」と、
幸子さんの父親の実家である上小阿仁村に2人で越してきた。

c0214156_23545016.jpgほおずきは、浩一郎さんが
3年前に受けた
村の農業研修で出会った。
「手をかければかけただけ
いいのもができる。」
とその魅力にとりつかれた。

そして、
農業研修を受けながら理想像を突き詰めて考えた時、
自分たちで店を構えて、そこで消費者と向き合うのが一番いいのでは、
という思いに達したという。

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浩一郎さんが作ったほおずきで
幸子さんが丁寧にジャムを煮る。

ほおずきは水分が多くて
煮詰めるのにも時間がかかる。


豊作だった去年、「一日中煮てました。」という幸子さんのジャムは、
この一年で
地元の老舗菓子店からも太鼓判を押されるほどの腕前に成長した。

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今年8月初旬に産直を、下旬にはカフェをオープン。
農家直営らしさを心がけているという二人のほうずきスイーツは、
ほおずきが蓄えた養分や浴びた太陽の温かささえもそのまま伝えてくる。

夫婦が愛情をたっぷり込めて作ったほうずきを存分に味わえるのが、
看板メニューの「ほおずきタルト」(300円)
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土台のタルトは秋田市の知り合いの洋菓子店から取り寄せている。
注文を受けると、その上に自慢のジャムをのせ、
半分に切った生ほおずきをトッピング。
そのわきに、これまた幸子さん手製のミルクアイスを添えて完成だ。

テーブルに運ばれてきた途端に、
ほおずきの少し青く甘酸っぱい香りが漂う。
カメラを構える手も、早く食べたい、と疼いてくる。
てっぺんにのった殻つきのほおずきは、
「我こそ主役なり。」とばかりに堂々とした面持ちでちょっと誇らしげ。

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店を訪れる客の6割は地元の人たちだという。
c0214156_031577.jpg「最初は産直に来てくれる
おばさまたちをターゲットに
考えていたんです。ほら、
車で来てちょっとコーヒーでも、
っていう人多いでしょ。
でも今では
地元の人のほうが多いんです。
開店して3カ月で2回3回とリピートして来てくれる人もいて。
本当に近所の人たちに支えられています。」
と幸子さん。

カフェには近所の子供たちもパフェを食べに小銭を持ってやってくる。
値段が手頃だから子供でもお小遣いの中で味わえる。
「自分の農業研修での感覚でこのくらいの値段が妥当かなと。」という
夫婦の優しさがご近所さんを惹きつけているかもしれない。

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もうすぐ上小阿仁村にも本格的な冬が訪れる。
うんと冷え込む日には客足も鈍るだろう。
しかし、それでもいいと夫婦は口をそろえる。
「お店を出して本当によかったと思います。お客さんゼロの日もあるけど、
自分たちで考えて商品を売ることができる。
他に頼んでたらそういうのはできないでしょ。」
と目を輝かせた。
 
最後に今後の展望・夢を聞いてみた。
「カフェについて言えば、
商品の完成度はまだまだ低いと思っているんです。
商品の数も増やしたいし、
ほおずきの季節以外にも提供できる商品を考えていきたい。
ほおずきはまだまだ珍しい食べ物だけど、
それをもっと身近に感じてもらえるようになって、
しかも農業で食べていけるようになればベストですね。」

最後は浩一郎さんがビシッとしめてくれた。
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                          県北担当 やっつ





ほおずき日和、季節野菜、カフェ「やまぶん」 
土日月曜、祝日 営業(10:00~19:00) 駐車場3台あり
住所 秋田県北秋田郡上小阿仁村沖田面字屋布12 
電話 0186-77-2219

【メニュー】c0214156_2391668.jpg
ほうずきタルト 300円
ハニーミルクアイス 250円
かぼちゃプリン 280円
かぼちゃプリンアラモード  500円
ほうずきチョコパフェ  550円
スイーツよくばり盛り合わせ 
                600円
        
だまこ汁 450円
        
コーヒー 350円
紅茶 350円
ココア 380円

ほうずき印が目印です。
by akitagt | 2009-11-19 03:09 | 県北情報
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